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国家公務員共済組合連合会六甲病院 薬局長 小西 健一 | |||
| 2000年 05月 12日 | |||
| おくすり手帳を作った動機は? 平成8年4月の診療報酬の改定に伴い薬の名前や効狽ネどを患者さんに知らせることにより、診療報酬が認めてられて以来、病院・開業医・薬局などで薬を受け取る際に薬の名前や効能を記載された書類を受け取る機会が徐々に増えて来ております。最近では薬剤師が勤務している殆どの医療機関では積極的に患者さんに薬の内容が提供されて来ており患者さんの評判も非常に良いようです。 当初「おくすり手帳」を作り始めたのはインフォームド・コンセントの一環として薬の内容の患者さんへの積極的な提供を考えていたのと、私の勤務している病院で診療報酬では認められていた薬の袋に直接、薬の内容を記入することにより薬の情報を提供する方法で行っていましたので、十分に薬の内容を提供出来ないと考えていましたが、一人の患者さんから「薬の袋に内容を記入するだけでは金額が少なくても支払は納得できない」と言うクレームがあり兵庫県病院薬剤師会の有志が何度も話し合いを持ってより詳しい薬の内容を提供するために共同で「おくすり手帳」をつくりました。 | |||
| 患者さんの評価どのようですか? 「おくすり手帳」の配布当初は全員の患者さんに配布や記入が出来ないので沢山の種類の薬、多くの診療科、組み合わせが問題になるような薬が処方されている患者さんにのみ限定して配布しました。ところが限定配布した患者さん以外からも「お薬手帳」を配布して欲しいとの強い要望が多数よせられ、薬の効能の印鑑を作ったりして効率的に何とか一人でも多くの患者に配布しようとしましたが、直接「おくすり手帳」に記入する方法では人力の限界があり全ての患者さんに配布できませんでした。 現在ではコンピューターを利用して全ての患者さんに薬の効能・飲む回数・組み合わせの悪い薬・副作用などを印字してお渡ししています。手帳を配布して感じたことは我々が考えている以上に患者さんは薬に対する関心が強く効果、副作用、相互作用などを知りたがっているという事がわかりました。 | |||
| おくすり手帳の利用方法について? 今年四月の医療費の改正に際して、我々が作った「おくすり手帳」が厚生省に参考資料として利用され日本薬剤師会等が中心となって作られた「お薬手帳」がかなりの薬局で患者さんに配布されるようになってきました。 「お薬手帳」にはお薬の名前や飲む量、回数などが薬歴として記録されているので患者さん自身で使用している薬の名前や量などが薬を受け取った日時と共に分かり、その上薬がどのように変化しているのかも瞬時に理解できます、お薬手帳を発行している薬局では殆んど手帳とは別の用紙で薬の名前、用法、容量、効果、効能、副作用、相互作用などを文書でも患者さんに渡されていますので薬の内容を患者さん自身が理解するのを助けるだけでなく、他の医療機関に受診の際に医師・歯科医師や薬剤師に提出することにより薬の重複・相互作用・副作用が防ぐことができます。 一方複数の医療機関を受診していても投薬されている薬をすべて記載することにより薬の患者さん単位の一元管理が可能になってきます。 このように「お薬手帳」を利用することにより従来のように一方的に医療機関から投薬される薬を名前さえも知らずに服用するのではなく、患者さん自身も積極的に治療に参加することにより薬に対する理解が深まり一層治療効果が期待できるようになってきました。 | |||
| 今後の「お薬手帳」の将来性は? 現在は「お薬手帳」の大きさの関係もあり、別に手帳に書ききれなかった項目などを別に書類などで提供しているが、近い将来にコンピューターなどを利用することによりIDカードーなどに薬剤情報を入力し医療機関や自宅のコンピューターにより情報が入手出来るようになるでしょう。 | |||
| 2006.3.27修正 | |||
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