医療用医薬品 薬剤師のためのアンチドーピングガイドブック2006 34p (5)気管支拡張・喘息治療薬(注意)●β2作用薬は常時禁止物質。(WADA禁止リストS3β2作用薬) ●禁止物質「β2作用薬」のうち、喘息および運動誘発性喘息発作の予防と治療を目的とした吸入(サルメテロール、サルブタモール*、フォルモテロール**、テルブタリン**)に限り使用が認められるが、事前に『TUE略式申請』が必要。 *治療目的使用の許可が出ていても1000ng/ml以上は違反が疑われる分析結果として扱われる。 **フォルモテロール、テルブタリンの吸入は日本未発売。 -→サルタノールインヘラー、ベネトリン吸入液、アイロミール、セレベントロタディスク、セレベントディスカスの5製品だけがTUE略式申請をした上で使用可能。サルブタモールは通常の用法・用量で使用した場合1000ng/ml以上にはならない。 ●糖質コルチコイドの吸入は事前に『TUE略式申請』が必要。→吸入薬は局所投与と考える。
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